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ヒント15:「ポジションを見切るまでの時間」


トレードは「損切」をしないと勝てません。
そして、「損切」はトレーダーにとって永遠の課題です。

今日は「損切」について深く考えてみたいと思います。


トレーダーは、相場を分析して勝算のある方向にエントリーします。

しかし、ポジション取った瞬間に思惑通りに動いて、
スンナリ利食いができることはあまりありません。
ほとんどは目標地点にたどり着くまでに、紆余曲折を経るものです。


そんな紆余曲折した相場で、どのように損切をするのがベストなのか?
それを良く考えてみましょう。


ポジションが逆に行った場合、
損切を行うまでのケースは3つあります。
ひとつづつ解説します。



<ケース1 損切するまでの時間が早い>

エントリーする

逆に進む

すぐに損切る


まずは、損切が早いケースです。

これは一見して正しいように見えますが、実は良くありません。

というのもエントリーした瞬間にすぐ損切るのは、
ノイズのような乱高下に惑わされている場合も多いからです。

ノイズを除去する方法はただひとつ「時間を経過させること」です。
一定時間が過ぎれば、ノイズは取り除かれて、相場は本来の進むべき方向に向かうのです。

だから、エントリー直後に逆にいったらすぐ切るのは、判断が早すぎます。



<ケース2 損切するまでの時間が適度>

エントリーする

逆に進む

しばらく辛抱する

時間が経っても形成が悪いままなので損切る


このケースは良い損切です。

損切をするまでに「辛抱する」がなければいけません。
辛抱する期間を経て、ポジションが良かったのか悪かったのかがわかるのです。



<ケース3 損切するまでの時間が遅い>


エントリーする

逆に進む

しばらく辛抱する

時間が経っても形成が悪い

さらに辛抱する


このケースは論外です。

逆にいったあとに少しの時間辛抱するのは、勝率を上げるのに必要なプロセスです。
しかし、さらに時間が経っても辛抱を続けてしまうと、
損切はできなくなるし、できたとしても大きな損失になります。

つまり、損切は早すぎてもダメだし、遅すぎてもダメということです。



では、損切をするまでにどのくらいの時間辛抱するのが、適度なのか?


それは私の経験則ですが、使う足の×6倍までは「辛抱の許容範囲」だと思います。

具体的には以下になります。

使用する足 見切りまでかける時間
1分足 6分
5分足 30分
10分足 60分
1時間足 6時間
4時間足 24時間
1日足 6日(約1週間)
1週間足 6週間(約一ヵ月半)
1ヶ月足 6ヶ月(半年)

これ以上の期間ポジションを長く持つのは、総じて良くありません。
これだけの期間持って、利益の「芽」が出ていなければそこで損切るべきです。

もう少し早めに判断したいのであれば、×3倍にしてみてください。

最低でもこれくらいの時間が経過しないと、
思う方向には進まないということです。



この損切のプロセスというのは、実社会にも置き換えられます。


「人の判断」も同様です。

たとえばプロ野球の世界で、選手を採るとしましょう。

選手を採るのは、当然ながら適当ではありません。
プロのスカウトの眼を通して、有望な選手をリストアップします。
そして、実績、素質、伸びしろをじっくりと分析してからドラフトにかけるわけです。

ドラフトにかかった選手は、すべからず「見込みのある」選手です。

しかし、その選手が一年目から活躍できるか?といえば、
その答えは「否」でしょう。

素質のある選手でも三年ぐらい経たないと、
活躍できるかどうかはわからないのです。

逆に三年経っても一向に芽が出てこない選手は、見込み違いだったといえるでしょう。
一定期間を経て、活躍できない選手は戦力外になります。



商品の開発もまた同じです。

商品を開発するときは、消費者のリサーチや、マーケットの分析などを徹底的に行います。

メーカーが作る商品は、すべてプロが作った売れる見込みのある商品です。

しかし、そうした商品が、発売直後に売れるかどうかはわかりません。
一定の期間を経て、売れる商品と売れない商品が区別されていくのです。

どんな商品も発売後一週間で販売を終了することはありません。
半年以上のスパンを経てから、販売終了するかどうか吟味すると思います。
それは当然のことでしょう。



さて、トレードも、勝算のある地点を考えて、ポジションを持ちます。

しかし、そのポジションが荒波にもまれながらも育ってくれるかどうかは、
時間が経過しなければわからないのです。

利益を出すには一定時間が必要であり、
時間が経過しても利益がでなかった場合、
そこで初めてポジションを切るべきです。

それが「正しい損切」ということです。
見切りが早くてもダメだし、遅すぎてもダメということです。

システムトレードは機械的に値幅で切るだけですが、裁量トレードはここが違います。
経験ある人の眼を通して判断したほうが、得られる利益は大きくなるのです。

プロ野球選手の素質を見抜くにしても、一時的な試合のデータだけで切っていたら、
大物選手をどんどん放出することになるでしょう。
早く見切った選手が他球団で大活躍する・・・なんてことはよくあります。

じっと我慢したあとで、初めて本質がわかる。
それは実社会でもトレードも同様のことなのです。



長々と書きましたが、

トレードをはじめたうちは、
とりあえず20pips逆に行ったら切ろうというように
値幅で判断して切るのは、仕方ありませんし、間違いでもありません。
それは適当にトレードするよりは、よっぽど効果的です。

しかし、トレードの経験がついてきたら、
ぜひ損切の判断に時間の経過を取り入れてみてください。

時間が経つのを待って、芽が出てきたポジションは、
思いもかけない利益を出すことが多くあります。

逆にいつまでたっても芽がでないポジションは、
切ったほうがいいのです。

損切に至るまでに必要な時間感覚を体で覚えることができれば、
トレードは楽になるはずです。


ヒント14:「トレードの恐怖を克服するにはどうすればいい?」


FXで勝つためにはどうしたらいいか?
それをつきつめていくと、ひとつの結論に達します。

それは「恐怖を克服すること」です。

トレードをするのは人間です。
人間は恐怖を抱きつづける動物です。

トレードプランや手法やリスク管理などを実践しようとするとき、
ほとんどの人が「お金を失ってしまう」という恐怖にさえぎられて
正しいトレードができなくなります。

その恐怖にとらわれた人間は、
お金を失いたくないために判断を先延ばしにし、
損切をやめて、ズルズルと自滅していきます。

これが大多数の敗者の姿です。

FXで勝つには、恐怖を克服するということを、
常に意識していかなければならないです。

しかし、これが簡単でないから、FXで勝つのは難しいといえますよね。



そもそも恐怖とは何んでしょうか?
そこからまず考えてみたいと思います。


恐怖というのは、
いまあるものを失うことを考えたときに起こるものです。
こういえば納得してもらえると思います。


死ぬのは恐怖です。なぜなら、いま生きているからです。

年をとるのは恐怖です。なぜなら、まだ若いからです。

愛する人や家族を失うのは恐怖です。なぜなら、いま愛する人や家族がいるからです。

地位を失うことは恐怖です。なぜなら、いま地位があるからです。

信頼を失うことは恐怖です。なぜなら、いま信頼をされているからです。

仕事を失うことは恐怖です。なぜなら、いま仕事があるからです。

お金を失うことは恐怖です。なぜなら、いまお金があるからです。


このようにすでにあるものを失いたくないと思う願望が、恐怖を生み出します。


よく野球でピッチャーがピンチに落ちいったとき萎縮した投球をして、
棒玉を投げて痛打されたり、四球で自滅するケースがありますよね。
あれも点を取られたくないという恐怖からくることです。

点を取られるのは恐怖です。なぜなら、いま点を取られていないから
…というわけです。

「ここで点なんていくらでも取られたっていい、一番いい球を投げてやろう」と、
開き直ることができれば、ピンチを脱することができます。
解説者がよくいう平凡なことですが、これはまさに真理です。

そのほかにたとえると
侍だって、自分の命が惜しかったら相手の懐に踏み込んで剣など振れません。
「命を失ってもいい、ただこの一振りにかける」
という開き直りがないと、自分が死ぬだけです。

すでにあるものを失いたくないという恐れを吹っ切ることができないと
逆に、それを失うことになる・・・というわけですよね。



上の例をポジティブに置換していくと、こうなります。


今日死んだっていい。だから今日精一杯生きてやろう。

愛する人や家族を失うことを考えるのはやめよう。そのかわり精一杯、愛そう。

地位や信頼を失ったっていい。自分が信じることを貫こう。

クビになることを考えるのはやめよう。毎日、自分ができる仕事を一生懸命やろう。


・・・と思うことです。恐怖を吹っ切れば、
心が自由になり、果たすべきことが明確になります。
ゆえに好循環が訪れるようになります。


そして、トレードもまた、

「トレードでお金を失ってもいい。正しいトレードをしよう」

という恐怖を吹っ切った境地に至ることこそが、肝です。


とはいうものの、これができないから苦労しているんじゃないか、と思う方も多いと思います。
そう思ったら、少し角度を変えて、自分を納得させるのもアリでしょう。

「トレードでお金がなくなるのは、自分の技術が未熟なのだから仕方がない。
 お金のことはひとまずおいておいて、いま自分の実力をすべて発揮して、
 どのくらいやれるかを見よう」

「どんどんお金がなくなってもいい、まずは損切をしっかりやってみよう」

というような、「お金がなくなるのは当然だ」といったあきらめの境地を持って挑んでも、
同様の「吹っ切れ効果」があると思います。逆に成績はよくなるはずです。

自分なりにどういった考えでトレードに望めば、恐怖を消せるか?

これを深く考えると、トレードも好転すると思いますので、よく考えてみてください。


ヒント13:「相場で少数派が勝つのはなぜなのか?」

相場では多数派は勝てない。

これは相場の必然です。だから大衆は常に少数派によって踊らされることになります。

相場をコントロールしているのは、常に一握りの人々です。

・・・といえば、このような疑問が浮かんでくるでしょう。

「相場を動かしているのは多数派じゃないのか?
 だって多数派がいちばん資金を持っているんだし、
 彼らがマーケットのビックプレイヤーじゃないの?」

以下は私自身の見解ですが、

多数派は、ビッグプレイヤーではないです。

資金を持っているのは、多数派でなくて、少数派なんです。

「相場観マスターブック」で書いたことなのですが、
膨大な資金を持っているプレイヤーは、
経済物理学でのべき乗則の法則によって必ずごく一握り=少数となります。

つまり、相場の世界というのは
巨大な資金を持っている少数のプレイヤーと、
小さな資金しか持っていない有象無象の多数のプレイヤー

から成り立っていると考えます。

巨大な資金を持ったごく少数のプレイヤーは、
注目されるラインで、あえてそのラインを崩して
多数派をロスカットさせるようにします。
ほとんどの人たちは小さな資金しかもっていないので、
簡単にロスカットに追い込まれていきます。
大きな値幅に耐えられないので、ポジションを損切るしかないのです。
まさに象が蟻を蹴散らすがごとくです。

多数の人=個人投資家はそこで反発するだろうと売っていたり、
損切ラインにしていたりしますが、
ビッグプレイヤーの仕掛けでラインが突破されると、状況が一変します。

いままで売りを考えていたプレイヤーが
「ああ、これは上がるな」と思って次々に買いに変わっていくわけです。
人間というのは、誰しも同じことを考えるので、
あとはドミノ倒しのごとく進行していきます。

ビックプレイヤーといえども、最初から最後までパワープレイをするわけではなく、
注目されるところで少しだけ、ドアを押すようなことをします。
あとは、その動きにつられた集団がそのドアを押し開けていきます。
かくして少数派が仕掛けた方向に相場は動かされていきます。

そのような小さなきっかけが、連鎖反応を起こして暴落や暴騰となると思うのです。
これが経済物理学で市場のカオスと呼ばれている現象です。

多数派が羊で、
少数派が羊を追い込む猟犬
とイメージするとわかりやすいかもしれません。
猟犬が吠えれば、羊の群れはいっせいに動きを転換していきます。
猟犬はたった一匹でも吠えるだけで、羊の群れをコントロールできるのです。

結局、資金がある人のほうが絶対有利ということです。
それはFXでもそうですが、
少数の人間が得をして、多数が大損する・・・
お金のある人にお金が集まるというわけで、
それはそのまま現実世界の図式でもあります。

しかし、巨大な資金を持たない我々は、
あまりそうしたことに意識を取られないほうがよいと思います。
トレードでやるべきことは、リスクリワードを決めて、
優位性のある部分でトレードを繰り返すことです。
ルール内で自分のトレードを完遂するほうが大切です。

資金がないなら、資金に見合った枚数でやるだけです。
欲張った人は、すべからず強者にお金を巻き上げられて終わります。


ヒント12:「トレーダーのスタートラインに立つ」


今日はトレーダーとして最低限やるべきこと、
そのスタートラインについて書こうと思います。

FXで勝てない人を見てみると、ほとんどの人が
スタートラインに立ててないのではないかと感じます。


スタートラインに立てている人を見極めるのは簡単です。

それは、「損切ができるかどうか?」

ただそれだけです。


トレードで負ける人には2つのパターンがあります。

1:損切りができない
2:損切りはできるが、損切貧乏で負ける

この2つです。

1の場合は、スタートラインに立てていないトレーダーです。
このままではどうやっても勝てるようになる見込みはないです。

2の場合は、スタートラインに立てているトレーダーです。
ここから勝てるかどうかは、技術力の勝負になりますが、
経験の蓄積により勝てるようになる見込みはあります。


損切できないトレーダーが、どういうことを考えているのか、
なぜ損切ができない状態に至るのかは、簡単に解説できます。


損切できないトレーダーは・・・

もっともうけたいと思っている

だから枚数を抑えられない

だから含み損の金額が大きくなり損切ができなくなる

だから最後はロスカットで致命傷となり終わる


という負のスパイラルにはまって負けます。


FXをやるのは、みんな楽にもうけたいからに決まってますよね。

でも、もうけたい人は上記の心理的な罠にかかって
絶対に勝てないというわけです。

また、何度か損切りが実践できる人でも、それを最後までやり通すことは至難です。
お金を捨てるくらいの思い切りを持たなければ必ず・・・


損切を何度か行う

資金が減っていく

焦る

一発逆転を狙って大きく賭けたり、損切りをスルーするようになる

だから含み損の金額が大きくなり損切ができなくなる

だから最後はロスカットで致命傷となり終わる


というようになります。
どこかで根負けして上記の状態になります。
この図式は裁量トレーダーだけではなく、システムトレードや自動売買を行ってもこうなります。
そのシステムの成績が悪いと他に乗り換えたり、
リスクを大きくとって一発逆転できるシステムに手を出したりして自滅するということです。


なぜ根負けしてしまうのでしょう・・・? 

それは根底に「もうけたい」とか「損をしたくない」という思いがあるからです。


ではなぜ、そうした思いが湧き上がるのでしょう・・・?

それは余剰資金でやっていないからです。


お金を失いたくないという思いが強ければ強いほど、
損切りができなくなり、必ずお金を失うことになります。

そのお金が生活に必要だったり、旅行に必要だったりなど、
なにかに使う可能性のあるお金だと、そのことを考えてしまいます。
そうするとお金の価値が強く意味付けされてしまい、切ることができなくなります。

逆にそのお金はいらないお金、
極端なこといえば、いまから川に投げ捨てようと思っていて、それしか使う用途がない。
そんなお金ならば、何の未練もなく楽に損切ができるようになります。


余裕のあるお金持ちはさらにお金持ちになり、
余裕のない貧乏人はさらに貧乏になるということです。


それに気づいたら、まずは余剰資金をためましょう。
しかし、何も100万用意しようなどど思わなくてもいいのです。
10万の余剰資金でいいと思います。


また、いくらいらないお金だといっても、
それでハイレバ一発勝負をしては絶対勝ち続けることができません。
枚数が制御できなければ勝ち残れないのです。


もう一度、この流れができているか、確認してみてください。


失ってもいいお金でやっている(つまり、証拠金には未練がない状態)

枚数を制御できている(つまり、小さな儲けで満足ができている状態)

損切ができている(つまり、負けることに未練がない・覚悟ができている状態)


これが実現できていますか? 
この図式上においてのみ、トレードは勝ちが見込めるようになります。
これが正のスパイラルです。


損切をすることが勝つことにつながると悟った人が次のステップに進められるわけですが、
ここはあくまでスタートラインです。

損切と利食いを繰り返しながら、資金を積み重ねていくことができるか・・・?
そこからが「技術の勝負」ということです。

技術の中身には、相場を長い間見てきた経験、レンジ・トレンドを判断する目、
トレードプランの立案、リスクリワードの選定、成績を記録し振り返る反省力
・・・などが必要です。

ここからのことは相場観マスターブック、確率的裁量トレード入門などで書きました。
これらの経験の蓄積によって技術力は高まり、その状態で初めて勝てるようになってくるはずです。


あなたはトレーダーとしてのスタートラインに立てていますか?

要は「余剰資金で行い、損切が苦なくできる枚数でトレードする」

ただそれだけです。

それがFXの秘訣です。

しかし、たったそれだけのことが9割以上の人はできないのです。
誰がいっても、自分で気づいていてもできないのです。

そのことをよく考えて、いまだ負けているのであれば、
まずは根底から見直して意識改革をしスタートラインに立てるようになってください。


ヒント11:「あなたが損切できる額は、いくらまでですか?」

トレードで勝てる=億万長者になれる

と、考える方が大勢います。
しかし、これはイコールではないです。

イコールだったら、私も副業で教材を作ったり、
こうしてメルマガを発行したりしません。
トレードしながら世界旅行でも楽しんでいるはずです。


それがイコールにならない理由。

それは「損切」にあります。


みなさんはどのくらいの額まで損切ができますか?




私はせいぜい10万円が限界です。

やろうと思えば100万以上の損切も行えるかもしれませんが、
やれたとしても、1回が限度でしょうか・・・
とてもではないですが、それを10回も20回も連続で続けられません。

10万でさえも10連続損切となると、精神的にキツイです。
冷や汗が出て気分が悪くなります。

なのでその半分の5万円の損切が限度、
それが私の身の丈=器=才能ということです。

で、
5万円の損切が限界のデイトレーダーが稼げる金額は、
月に100万~200万程度です。

なぜそのくらいなるかというと、
リスクとリワードを1対1にして、
たとえばドル円50枚で10pipsを積み重ねるトレードをやるとしますね。

1日10回トレードをして、
6勝4敗でまわせれば、差し引き+20pipsで、
+10万円ですね。

これをコンスタントにやるとしても、
月+200万程度が、やはり限界です。

実際はもう少し長いスパンで見ていかなければならないので、
流れが悪くなると損切が長く続くこともありますし、
やはり5万円以上の損切は、精神的にキツくなってきます。
結局、それがトレーダーとしての私の限界です。



もし、トレードで月間数千万を稼ぎ出せるのなら、
1トレード100万円以上の損切が苦なく行える人です。

100万円の損切りが苦なく10連続、20連続で行える・・・
そんな人、そこらにいるわけがありませんよね。

できるとすれば、
資金の桁が違っていて、自分のお金ではない額を運用するファンドのトレーダーか、
まさにお金がどんなに増えようとも、その価値をゼロとして考えられる天才的なトレーダーです。

なのでトレードで勝てる=億万長者になれる
ということにはなりません。

トレードで勝つことは、それほど難しくないと思うのです。
難しいのは、運用金額を上げることです。

たとえば、1トレードの損切が1円なら、
みなさんも楽にトレードできるんじゃないでしょうか?
そのくらいなら100回連続で損切したって悔しくありませんから、
それでやれば、大勢の人が勝てるようになると思います。

しかし、1トレードの損切が1万円だったらどうでしょう?
ちゃんと損切できるでしょうか?

それも1回だけではなく、10連続、20連続で行うことができるでしょうか?
それをよく考えて、自分が損切できる限界を自覚してください。



私の場合は、それが5万円が限界です。
その額が限界を超えると、メンタルは崩壊し、ルールは守れなくなります。
(ここがめちゃくちゃ大事なとこですよ!)

たとえば5万円の損切が実行できる私が、
欲張ってドル円500枚のトレードで、±10pipsの範囲でトレードをするとします。

この場合の1トレードの損切は-50万ですが、
それがリスク管理的に適正な値だったとしても、
ルール守れる自信はまったくありません。
たぶん損切ができて、1、2回です。あとは顔を青くして放置してロスカットでしょうね。

最大で600枚のトレードを過去にやったことがありますが、
そのプレッシャーは半端ないものです。
ポジションを取った瞬間に、すでにスプレッドで-10万以上の損が出たりして、
少しでもマイナスにいけばあっという間に-50万、100万になったりします。
さすがに損が100万以上になると、伊豆とかでリゾートマンションが買えてしまうとか
そういう気分になってしまいます。

このように限度を超えたトレードをやってみればわかりますが、
やったら絶対にチャートから離れられません。
100%24時間チャートに張り付いて、お祈りトレードです。

本気で冷や汗がでますし、相場が反対にいこうものなら、
どんな温厚な人間でも、人が変わったように怒鳴り散らすでしょう。


というように
トレードは余剰資金で運用することが大事ですが、
余剰資金って、いま余裕のあるお金ではないんですね。

自分が損切してもストレスのない額、
それが本当の余剰資金ということです。

損切額の限界がいくらになるのかは、
トレード経験量とその人自身が持つ器=才能によって決まってきます。

自分の器を見定めて、背伸びしない身の丈のトレードを心がけてください。

当記事は、たった1分でできる「FX勝ち組への意識改革」(PC版)からの転載です


ヒント10:「FXをゲーム化して考える」

つい一昨日のことですが、

「ゲーマーが科学の難問をたった3週間で解明した」
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2828876/7797437
(AFPニュースサイト)

というニュースが大きく報道されました。
読売新聞やヤフーのトップでも掲載されていたので、
目にした方も多いかと思います。

ニュースの内容は、
「10年以上科学者の未解決問題であったたんぱく質の構造を
 オンラインゲームの参加者がたった3週間で解き明かした」

というものでした。

そのオンラインゲームは「フォールドイット」(たため!)と呼ばれ、
研究者がたんぱく質の構造を把握するために作ったパズルゲームで、
効率の良いたんぱく質のたたみかたを競うというものでした。

ここで、米ワシントン大の研究者が、
10年間わからなかった猿のHIVウイルス酵素の効率的なたたみかたを出題したところ
このゲームの参加者が次々とたたみ方を競いあって、
たった3週間で安定した三次元モデルを作り上げてしまいました。
教授らはこの結果にたいへん驚いたそうです。

この結果がなぜ大々的に報じられたかというと
エイズの治療薬を見つける鍵となりそうな、大発見であったからです。
そんな人類の未来を左右する問題を
単なるゲーム愛好家たちが、いとも簡単にあっさりと解き明かしてしまったのです。


このニュースが示すように、
オンラインゲームのプレイヤーやPS3の愛好家たちが、
FXをやったらたぶん簡単に勝ってしまうのではないか?
と私はよく考えるのです。

なぜなら、
ゲームが好きな人というのは、純粋な人だからです。
純粋に「ゲームで高得点を残したい」とか「ゲームをクリアしたい」と考える人たちです。

そうした人たちが、FXをやれば、
たちまちチャートから優位点を効率よく探す方法を考え、
まさにゲーム感覚で絶妙なポジションを持ち、
有利になったらガンガン攻め、不利になったらとことん守り、
そうしているうちにとんでもないハイスコアをたたき出すと思います。
それこそ経済をあれこれ難しく考えている大人がやるより、
パズルゲーム感覚で考える小学生がやったほうが、遥かにいい成績になるでしょう。


・・・・・でも、

「そんなこといったらゲーム好きな人は誰でも億万長者じゃないか?
 実際はそうなっていないのではないか?」

という意見もあると思うのですね。

はい、そのとおりでしょう。
現実的にはそうなっていないです。
そうなるには条件が2ついると思うのです。

ひとつは、FXにゲーム的なルールを加えることです。

現行のFXにはルールなんて何もないのです。
基本的にどこまでいってもゲームクリアにならないし、
そもそも何をどうやればいいのか?というのも提示されていません。

それはスポーツにたとえたら、
「ここにボールがあります。何をしてもいいです」
というめちゃくちゃな競技です。

当たり前な話ですが、
どんなスポーツでも、ゲームのルールがあるから
プレイヤーが真剣に競うことができます。

ところがFXの場合には、何をすれば勝てるのか?といった
ルール自体がもともと提案されていないのです。
何をすれば勝ちになるのかわからない状態では、競い合いにはなりません。

サッカーのようにルールが決められていれば、
人はその限定されたルールの中で競いだします。

FXはそうしたルールが欠如しているから、勝てない。
それを加えることがゲーマーが勝つための条件のひとつです。


そしてもうひとつは、FXからお金儲けを切り離すことです。

FXをやる人の中にもゲームが得意だった人も
たくさんいると思うのですね。

でも、そうした人でも勝てないのがFXでもあります。

それはなぜか?

それは、具体的なルールが決められていないというのもありますが、
根本的にお金がかかっているのが原因だからです。

政教分離という言葉がありますが、
FXで勝つには「金」「競」分離です。
お金を稼ぐのと成績を競うということを、分離しなければ勝てません。

逆にそれができたとき、FXは勝てるゲームになると思います。
それこそゲーム愛好家は、FXで勝ちまくると思います。

というわけで、
この度執筆した「FXをゲーム化して攻略する方法」は、
その方法を提案したものなのです。http://blog.homing-fx.com/?eid=1520030

「FXは、単なるゲーム」

私たちは経済を研究する高尚な学者ではありません。
単なる投機家です。
ならば、そう割り切ってシンプルに勝ちましょう。

ヒント09:「好調・不調期の過ごし方」

トレードを続けていると、必ず好調、不調の波が押し寄せます。

好調のときは、何をやっても上手く行きます。

たとえば試しに買ってみたポジションが見る見る内に利益を出したり、
寝るときに利益確定の注文を出して翌朝起きてみたら、
ピッタリ利食いできていたりします。
考えることすべて上手くいって、10連勝を達成することもあります。

逆に不調のときは、何をやっても上手くいきません。

損切をした瞬間にすぐに回復するようなことが連発します。
そうしたことが続くので今度は損切をしなかったら、
そういうときに限ってどんどん逆にいくのです。
裏目を何度もくらって資金がどんどん減り、
10連敗をしてしまうこともあります。

というように書けば、好調と不調は、
表裏が一対だということはわかりますよね? 

どんな人でも決して好調だけが続くことはないし、
不調だけが永遠続くこともないのです。
長く続けていれば必ず好調・不調は誰にも等しく訪れます。

しかし、大勢の人はこの大前提を理解せずに、
一喜一憂で感情的にトレードをしています。

自分だけは幸運が続くと信じて、勝っているときは有頂天になり、
不調になったら「なんてついてないんだ」と頭に血が上る人が、
実に大勢いるのです。

ここで好調のときと不調のときに勝ち組と負け組が、
どういう気分になるのかを考察してみましょう。


<勝っているときの考え方>

負け組が、勝っているときにどういう気分になるかというと、
エントリーしたポジションが次々に利益を生むので、
知らず知らずのうちに行動が大胆になり、油断をするようになります。
どんどんお金が増えるので、増えたお金を全部注ぎ込んで
フルレバレッジのトレードをしたり、または出金して豪遊をしてしまいます。

負け組は、勝つと心が緩み、お金をどんどん使ってくれるのです。
ただの欲深い人になってしまうのです。


では勝ち組は、どうでしょうか? 
勝っても心は緩みませんし、決して油断はしません。
次に不調の波がくるのはわかりきっているので、
それに備えて資金を貯めることを考えているのです。

勝ち組は、勝っても心が緩まず、
次にくる不調期に備えた行動をするのです。
勝っているときこそ慎重に行動をします。
常に童話のアリとキリギリスのアリの考えです。


<負けているときの考え方>

負け組が、負けているときにどういう気分になるか? 
それは簡単に想像ができます。
10連敗とか信じられない負けを続けてしまうと、
自分の不運を嘆き悲しみます。
買うと下がり、売ると上がる。
まるで相場が自分を貶めるように逆に動きます。

そうしたことが10回も続けば、普通の人は嫌気がさします。
そして自暴自棄になります。
最初に決めたルールはすでに頭に血が上っているので守りません。
そしてレバレッジを高めて取り戻そうとして、
滅茶苦茶なトレードを始めるか、
損切をしないで戻ってくるまで待つという暴挙に出ます。
その結果は、火を見るより明らかで、必ず資金が吹き飛んで終わります。

負け組は、負けると頭にきて、
ルールを守らずにお金を取り戻そうと無謀なトレードを始めるのです。
相場に対しての復讐者になってしまうのです。


では、勝ち組はどうでしょうか? 
勝ち組の人は好調不調の波が交互にくることを知っています。
なので、不調期の過ごし方こそ勝つための秘訣なのだと理解しています。
不調期のときは、できる限り損を小さくすることに努めます。
負けが続くことは仕方がありません。
そんなのは折込済みですし、そのために好調期に貯金をしてきたのですから。

勝ち組は、不調期こそいつもと変わらずに
しっかりとルールを守ることが肝心だということを知っています。
そして、勝ち組たちは常人と逆の発想を持っています。
「どんどん損切りをして、不調の膿を出し切ろう」とか、
「不調期間は損切をどれだけ縮められるか挑戦だ」とか、
「これだけ連敗ができたから次にくる連勝期間が楽しみだ」などと考えています。
不調期を楽しんでいる余裕すらあるのです。

なんで不調を楽しめるのか?
そうやれば、結果として儲かることがわかっているからです。

というように、不調期にこそ腐らずにしっかりと
ルールどおりにトレードすることが大事なのです。
それが、明日の勝利につながっています。

好調と不調の波は、人々の感情を揺さぶりますが、
連勝や連敗はいわば飾りです。
好調と不調の波を足して2で割ったところに本質が現れます。
それこそが大事であるということを常々忘れないようにしてください。
自分がいままでやってきた行いの結果が、そこに現れるのです。
自分が信じてやってきたことは、長期になってやっと日の目を見るのです。

それは、トレードだけではなく、人生もまた同じだと思いませんか? 


ヒント08:「欲張りトレーダーと慎重トレーダー」

トレーダーには、欲張りな人と慎重な人がいます。

もちろん、欲張りな人は素人で、慎重な人がプロです。

欲張りトレーダーと慎重トレーダーが、同一チャートを見たとき、どのように判断するか?

それを考察してみたいと思います。

ここではドル円1時間足を中心にトレードをする前提で考えます。

その前提において、

欲張りトレーダーの考えは、
・上昇トレンドや下降トレンドに遭遇したらずっとホールドして100pipsくらい抜こう。
・一方方向に上がりはじめたら、増し玉していこう。
・リスクはあまり考えない。損切りはしたくない。

慎重トレーダーの考えは
・上昇トレンドや下降トレンドに遭遇しても取るのは30pips程度までにしておこう。
・一方方向に上がりはじめたら、コツコツ利食いして、また有利なところから入りなおそう。
・ストップは必ずおこう。

という考え方をしています。

さて、その2人が以下のチャート推移に遭遇したとき、
そのつどどう考えていくかを考察してみます。
右側のメモリは、イメージしやすいように現在のドル円の値段帯で、
81.00を中心に100pips程度の値動きを示した1時間足のチャートだと考えてください。



①チャートが少しづつ上がり始める

欲張り「すぐロングエントリーだ!急げ!!」

慎重「トレンドラインか移動平均線に支えられたら、ロングで入るか」

②急上昇をする

欲張り「これはまだまだ上がりそうだ。82.00が強そうなレジスタンスだからそこまで一気にいくに違いない。すぐにポジションを増さないとそこまで伸びたときにもったいない」

慎重「30pips程度で利食いとした。まだまだ上がりそうだが、ここからはロングでは入らない。また81.00付近にロングをしかけておこう。落ちてきたらもうけものだ」

③急落する

欲張り「なんでここで急落するんだ? ニュースもでていないのにおかしい。でもまだトレンドライン上にあるからまた上がるだろう。様子をみよう」

慎重「ロング注文がかかっていた。ラッキーだ。また30pips程度取らせてもらおう」

④再度上昇する

欲張り「やっぱり上昇したじゃないか。こっからは82.00までどう考えても一気にいくだろう! さらに買い増ししておこう!!」

慎重「また、30pipsほど取れた。上がりそうだけど、また81.00にロングをしかけておいて様子を見ながら行くか」

⑤再度急落する

欲張り「なんで急落するんだ?? 買い増ししたポジションのおかげでプラスがなくなってしまった。しかし、ここで損切したら、いままでプラスだったトレードが台無しだ。また上がるに違いないから、しばらく様子をみよう」

慎重「また81.00で拾えたけれど、この急落でトレンドラインが崩れたし、様子を見て上がらなければ逃げるか、もしくは81.00を明確に割れるならそこを壁にしてショートに変えるのもありだな」

⑥上昇が危うくなる

欲張り「ここを耐えればまた上昇するだろう。様子見だ」

慎重「あらら、81.00が壁になってしまった。-10pipsで損切りして、ショートに変更。でも81.00を超えたらすぐに撤退という感じで」

⑦大きく落ちる

欲張り「ちくしょうなんでこうなるんだ?」

慎重「ここはうまくショートでも30pips程度取れた。さて、次の仕掛けどころはどこだろう? もちろんここからショートで追随するのはあまりおいしくない。また81.00にショートを置くのがいいだろう」



欲張りトレーダーは、多くの時間をかけたのに利食いすることができずに、結果として値幅として50pipsマイナスになり、買い増しした分も合わせて大損となりました。このあともナンピンを繰り返してロスカットに追い込まれるでしょう。

慎重トレーダーは、一連のトレードで30pipsを3回取り、10pips撤退が1回で、計+80pips稼ぎました。このあとも損切りすることもありますが、臨機応変に対応できるはずです。


さて、大勢の人は、欲張りトレーダーと同じような失敗をしているはずです。

欲張りトレーダーの失敗は、以下が原因です。

1.相場に対して求める儲けが大きすぎる、利食いのラインが明確でない。
 →1時間足レベルでは、毎回100pipsも一方方向に動くわけがない。


2.自分の理屈を相場に押し付けている。
 →相場はあなたの理屈では動かない。


3.リスクを覚悟していない。
 →だから損切で再スタートができないし、考えに固執してしまう。


それに対して慎重トレーダーは、以下のように考えています。

1.相場に対して求める儲けが適切かつ慎ましい。
 →1時間足のトレードなら30pips抜ければ御の字。それ以上はボーナス。


2.相場の動きに対して臨機応変。
 →思い通りに動かなかったら、すぐに別案を立てて対応できる。


3.リスクを覚悟している。
 →違う方向に動いたらすぐに損切してやり直せる。



相場に対して求める儲けが多いと、「利食い」という選択肢が薄まっていきます。

多くの人が「損切り」の重要性について意識していますが、「利食い」についておろそかになっていないでしょうか? 「損切り」と「利食い」は等しく重要です。


上の図を見直してみると、トレード判断のポイントが両者でぜんぜん違うことがわかります。特に利食いのポイントについての考え方が違っていますよね。欲張りはそのポイントでもっともうけたいと思うのですが、慎重はそのポイントで良しとしています。

「利食い」するためには、ほどほどで満足すること。常に腹いっぱい食べようと思っていると、利食いできないどころか、それは大損につながります。

ぜひ、慎重トレーダーの考え方でトレードをしてみてください。


もし、あなたが欲張りをやめることができずに大損を繰り返していたら、
以下の教材を見てください。これを見れば、もうそんな気になることもなくなるはずです。

FXデイトレード知識ゼロからの最短上達方法 実践編
http://homing-fx.com/daytra


ヒント07:「上昇トレンドと下降トレンドの性質の違いを知る」


今日は、基本は大事ということで、値動きを捕らえる上で大切な、上昇トレンドと下降トレンドについての話をしたいと思います。

上昇・下降は、鏡に映したような形を描きますが、動きの性質は異なります。

なので、上昇トレンドにおけるアプローチと、下降トレンドにおけるアプローチは違ってきます。

基本的に相場は

上がりは「長い時間かかって進む、ロウソク一本の幅は小さい」

下がりは「短い時間で進む、ロウソク一本の幅は大きい」

というように進みます。これはものすごい大事なことです。
簡単に説明すれば、

上がりは、ジワジワと進み、下りはストンと進みます。
上がりは、小さな量をコツコツ積み上げてきます、だから上げるのは時間がかかります。
下りは、大きな量がドカンと一発できます、だから下げるのに時間がかかりません。

もし、上がり下がり同じ100pips動いて、トレンドが終了するとすれば、
上昇トレンドは、長い時間かかって到達する、だから上昇トレンドの持続時間は長い。
下降トレンドは、短時間で到達する、だから下降トレンドの持続時間は短い。

という特徴があります。


さて、それを踏まえた上で、上昇トレンドと下降トレンドの対応法を整理してみましょう。




上の図は、赤線がチャートの上昇、青線がチャート下落を示します。緑線は注釈です。

上昇トレンドは、ジワジワとながーい時間かけて進みます。

だから、極論すれば上がりはじめたら買って、高くなったら売るを繰り返せばいいのです。

ときどき「ストン」という一瞬の急落がきますが、このときあせって損切したり、ドテンショートをしたりするのは、よくないです。

なぜなら、またすぐにトレンドラインに支えられて、ジワジワ上がりが始まるからです。ストンと落ちたのに、時間が経っててみれば、いって来い状態どころか、前回高値を抜いてぐんぐん進んでしまいます。

そして、高値を更新したとき、急上昇が始まります。
ダラダラと長い坂が続いたときは、ラストスパートの急上昇があります。

そして、そこで頂点になると、そのあとはダブルトップを作ってトレンド転換に入っていきます。

これが上昇トレンドの流れです。

中期的なスパンでポジションを持つなら、多少のストンには動揺せずに辛抱強く長く持ち続ければいいということです。

短 期的なスパンでポジション持つなら、ジワジワ上がりがある程度進んだらこまめに利食いをして、また下がったときに拾いなおせばいいということです。ちなみ にストンと落ちるときはフィボナッチの61%押しまで、または水平線やトレンドラインのところまでとなりますから、そこで拾いなおせばいいということで す。


次に下落トレンドの対応法です。



上がりはジワジワ、下落はストン。これは下落トレンドのときも変わりません。

ただし、下がりのストンが切り込むようにやってきます。ここでまず重要なのが、ストンと切り込むように落ちたら、利食いしておくことです。

たとえば上の図が1時間足だとすると、ストンと落ちるのは1時間の出来事です。しかし、リバウンドのジワジワ上がりは、10時間程度も続いたりするのです。

ショートしてストンに遭遇すれば、いきなり利益を得られるわけですが、すぐ利食いしていかないと、ジワジワ上がりに相殺されていきます。

ですので、短期トレードは青いラインのところだけ上手く取っていくことです。そしてまたジワジワ上がりの頂点で、ショートポジションを持ち直せばいいのです。

また、時間の経過を考えたトレードも重要です。たとえば、10時ごろにストンという急落がきたとしましょう。なら、11時には利食いしておきます。

そ のあとは「ジワジワ上がり半日くらいくるだろうな」というのが簡単に予測できるので、また売りから入るのは欧州が始まる16時くらいでいいかな、という時 間感覚を含めた判断ができるようになります。そう考えることができれば、焦ってポジションを持つこともなくなり、余裕を持って計画的にトレードができると 思いませんか?

下落トレンドでは、

中期的なスパンでポジションを持つなら、ジワジワ上がりは耐えること前提で、ストンがくるのを待ちます。

短期的なスパンでポジションを持つなら、ストンのところで利食いをして、ジワジワ上がりの頂点を狙って再びショートをかければいいということです。ちなみにそのジワジワ上がりの頂点はフィボナッチの38%戻しや、移動平均線や、水平線やトレンドラインから想定ができます。


まとめると、

相場の上昇と下降の時間的な比率は、10対1ぐらいをイメージするといいと思います。

わかりやすく1時間単位でイメージを説明すると、

全体が上昇トレンドの場合、10時間上がったら、1時間くらい調整下落はありますが、また10時間かけてジワジワ上がっていくということです。

全体が下降トレンドの場合、1時間下がったら、10時間かけてジワジワリバウンドがあるけれども、またたった1時間の下げで上がりが帳消しになり倍下落になるという感じです。

上昇トレンドと下降トレンド、そのエントリー・イグジットポイントを考える前に、
「ジワジワ」と「ストン」の性質を良く考慮して、臨機応変に対応してください。


ヒント06:「トレードプランの成功率は6割で良しとする」


私がブログで毎週書いているトレードプラン。
読者の方々から「よくあたりますね」「いつも参考にさせていただいてます!」
といったありがたいお言葉をいただいています。

どうもありがとうございます。とても励みになります。

しかし、私は神様ではないから、トレードプランの成功率100%なんてあるわけありません。
もちろん当たることもあれば、外れることも多いと思うんですよね。

じゃあ、どのくらいの成功率があればいいかというと、
私自身、トレードプランの成功率というのは、60%あれば十分だと考えています。

というのもトレードプランの成功率が常に7割とか8割なんていうのは、著名なトレーダーであってもありえないからです。

私自身野球が好きなので、野球の話にたとえることが多いのですけれど、
この勝率が60%で十分という考え方は、野球などの対戦スポーツでも当てはまります。

今シーズンのプロ野球を見てみると
セリーグ覇者 中日の勝敗は79勝62敗 勝率5割6分
パリーグ覇者 ソフトバンクの勝敗は76勝 63敗 勝率5割4分

となります。

普通、リーグ戦の勝敗を考えた場合、
感覚的には優勝には7、8割の勝率がいると思ってしまうのですが、
このように6割程度に落ち着くのが普通です。
それで優勝できてしまうのです。

今シーズンが低勝率傾向だったというのかというと、そんなこともなくて

2008年にジャイアンツが圧倒的に勝ったときは
84勝57敗 勝率5割9分

2005年に阪神が圧倒的に勝ったときは
87勝54敗 勝率6割1分

というように過去の優勝チームを調べてみると、
勝率7割なんていうのはほとんどないのです。

だいたい勝率5割5分~6割あれば、優勝ラインで、
6割以上勝ったら、もう優勝ほぼ確定という状態になります。

あれだけ各球団、戦力を補強して戦術を徹底的に練りこんで
最高のパフォーマンスをあげても
6割の勝率を残すのがやっとというわけです。

こうした、実力が拮抗したプロの世界では、6割の優位性で十分とすべきで
それ以上というのは、ありえないわけです。

ですから、トレードプランの成功率にしても同じで、
6割で十分なのです。

そして、トレードの場合は、勝率以外に利益率で上乗せができるのですから、
勝率と利益率の組み合わせで好成績にすることができます。

だから勝率は6割。あとは損益五分五分でもうプラスですが、
少しでも利益を上乗せできれば、さらにプラスにできます。
そうした考え方で、利益を積み重ねていくべきです。


「確率的・裁量トレード入門」で、

勝率が5、6割程度だと、1回1回の結果は、運による敗北も多いと書きました。
たしかに試行回数が少ない状態だと勝率6割程度では、ほとんど運勝負です。
5連敗くらいも普通にありえます。

しかし、それを何百回何千回と続けていくことで、勝率6割の優位性というのが
徐々に現れてくるわけです。

プロ野球のペナントレースもそうですよね。1試合での勝ち負けは運によるところが多いです。
しかし、その球団の実力が優れたものであれば、
長い間試合を続けていくことで、徐々に優位な立場になっていきます。
トレードもまったくこれと同じなのです。


ちょっと脱線しますが、
人生に置き換えても、この考え方というのは、あっていると思うのですね。

私自身、人生は、6割の努力と、4割の運で決まると思っています。

努力をしてもそのつど報われない人というのはいます。
この世は不確定な要素が多いです。予想以上に運が影響を与えている世界です。

しかし、その努力をひたすら続けていくことで、
6割の成功率ぐらいは得られるのではないかと、思うのですね。

そして6割の成功率があれば、
1回1回は、運によって悪い結果もでることもありますが、

長い時間たゆまない努力を続けていけば、
やがて努力で築いた6割の優位性というのは、人生全体において徐々に現れてきます。

ついていないことが続いても、努力を続けていけば、
後に振り返ったとき、努力をしていない人よりも
まったく優位な地点にいると思います。

確率は試行回数によっても示現しますが、
時間の経過によっても示現します。

継続は力なりといいますが、
あきらめずにくさらずに
最善を目指して努力しつづけることが、のちの勝利につながっていくことと思います。

つまり、

「努力の成果というのは短時間で現れない
 確率と同じく、長期的に見て成果が現れる」

と、私はそう思っています。



ヒント05:「FX業者のサービスが危険なものになってしまう理由」

このHPはFX業者の口座を勧めるアフィリエイトをやっていないし、
私自身アフィリエイターではないので、ぶっちゃけていいますが、

FX業者の提供するサービスは、危険なものがほとんどです。

業者のサービスを真に受けてやっていたら、簡単に破産してしまいます。

本当にあっという間に身ぐるみはがされるほど負けて、

それは自己責任の一言で片付けられてしまいます。


特に危険なサービスであるのが、

いうまでもなく、ハイレバレッジ。

これとロスカットの組み合わせで、大勢の人はあっという間に負けてしまうわけです。


しかし、私はFX業者が悪徳業者だ!といいたいわけではありません。

冷静になって、一歩引いて、ちょっと考えてみましょう。


なんで、FX業者は、
危険なハイレバレッジなどのサービスを堂々と提供しているのでしょう?



それは、客が求めているからですよね・・・?


あくまで客が「ハイレバレッジの取引をしたい!」というから、用意しているわけです。

それは単に需要と供給の問題です。

業者は客がめちゃくちゃ負けるのは、重々承知の上で
己の利のために黙ってハイレバレッジのサービスを提供しているところはありますが、

あくまで客が要求しているから、用意しているにすぎません。


・・・では、なぜ客は危険な取引に手を染めるのでしょう?


それは、客は欲望のまま動いているからです。


早い話、トレード=投機をやるほとんどの客はお金に目がくらんでいるわけです。

てっとりばやくもうけたい
あまり考えずに楽にもうけたい
派手にもうけたい
ボラティリティの激しい通貨にチャレンジしたい
短時間にどんどん取引をしたい
すぐに結果がわかる取引をしたい
ハイリスクハイリターンの取引をやりたい
一攫千金を得たい

・・・全体の9割はそんな客ばかりです。ギャンブラーと変わりありません。

というより、それが人間の性なんでしょう。

で、FX業者はその客のニーズにこたえているのだから、

レバレッジ400倍というような、勝てるわけのないサービスが生まれたりするわけです。

たぶん、あのまま規制がなければ、客の要望にこたえる形でレバレッジ1000倍とか、
常軌を逸したサービスが登場したと思います。

つまり、業者のサービスとは、客の欲望の鏡写しになっているわけです。



以前、私自身とても驚いたことがありまして

リーマンショックの前ごろに、
とある有名な業者に対して、業者のサービスについて、
私は電話でこのように相談したんですね。

「レバレッジ100倍なんて取引危険ですよね? 
 そんな取引勝てるわけないじゃないですか? 
 というより、レバレッジ5倍や10倍制限のコースってないんですか?」

と聞いてみたところ。想像しなかった答えが返ってきたんです。

「・・・えっ? レバレッジの低いサービスですか? 
 いえそれはありません。レバレッジの調整はお客様自身で行ってください。
 100倍までありますが、10倍でやりたいなら10倍で行ってください。
 
 しかしながら、ほとんどのお客様が現行のレバレッジでも低すぎるとおっしゃっていて、
 もっと高くしてほしいというご要望がほとんどなんですよ。
 私サポートを数年担当しておりますが、
 レバレッジを低くしてほしいといわれたのは、お客様がはじめてですよ」

という答えが返ってきたんです。

これを聞いて、唖然としました。
ああ、これはFXで負けてしまう人が大勢でるのは無理もないなと思いました・・・。


もし、FX業者が客に勝ってほしいという信念でサービスを提供するのだったら、

レバレッジ10倍までしかできない。
エントリーした瞬間にリスク管理に照らしたストップが同時に強制的に設定される。

というシステムルールを私ならつけます。

でも、そんなサービスを提供している業者はありません。

なぜなら、客はそんなことを望んでいないからです。

なぜなら、客は絶対に損をしたくないのです!
なぜなら、客は簡単に楽にもうけたいのです!!
なぜなら、客はまだまだこんな儲けじゃ足らないのです!!!


だから、客が望んでいないサービスは、利益は得られないから、業者は用意しません。
需要がないのだから、供給はありません。

客の望むサービスをかなえていったら、
それは、派手なサービスばかりになって当然です。

ハイレバレッジを用意し、
ボラティリティの激しい通貨を用意し、
気楽にボタンひとつでできるお任せ自動売買のようなサービスを用意し、
ルーレットの赤と黒を当てるような、簡単に結果がわかるような取引を用意し、
クレジットカードでお手軽に入金ができるようなサービスを用意するわけです。


もう一度いいます。

ほとんどの客は常に欲望にまかせてトレードをしています。

そして業者のサービスは客の欲望を鏡写しにしたものです。


あなたは、FX業者のサービスが、魅力的に見えますか?

魅力的に見えてしまったら、一歩引いて考えてください。

欲に目がくらんで、泥沼に片足を突っ込んでいませんか?

欲望を持つものは、相場で勝てません。

相場は徹頭徹尾、逆にできています。

勝つには逆の発想が必要なのですから。


ヒント04:FXで勝てるようになるまでの道のり


FXで勝てるようになるまでに必要なこと、その道のりについて、話そうと思います。

勝つために必要なこと、その1
チャートをひたすら見ること

画面を見ていなくても、
現在のチャートがどのような状態にあるかが頭に浮かぶようになるまで見ること。

テクニカルを表示していなくとも、
移動平均線やボリンジャーバンドの形が見えてくるようになるまで見続けること。

これが、運動部の部活動でいったら筋トレ。
トレードにおける基礎体力のようなものです。

私は、毎日10時間以上見ていましたが、
そんなことを1年くらい続けていたらこのような状態になってきました。

ただ、ひたすら見続けることです。
複数の時間軸を同時に表示してどのように連動して動いているのか?
それも見るべきです。

この経験を積むには、デモでやったほうがいいに決まっているのは
いうまでもありません。

なので、FXをやろうとするならまずはデモで経験を積んでください。
どうしても実戦をやりたくなったら、相対ではなく、くりっくでやってください。
3年間は損しても、利益が出たときに相殺できるからです。


勝つために必要なこと、その2
トレードプランを描くこと

その1の結果から、チャートの今後のシナリオを立てられるようになります。

チャートを一目見ただけで「ここまできたら売ろう」とか
「これは、こうなってああなるだろうから、ここで買おう」とか
「ああなったら売って、こうなったら買おう」とか

そういうシナリオがパッと浮かびます。
だいたいチャートを見て1分ほどで描けると思います。

ブログも毎日綿密な練りこみをしているわけではありません。
パッとチャートを見て、思ったことをそのまま10分程度で書いているものです。

その1ができている人なら、トレードプランを描くのは造作ないことです。
特別な才能などもいらないと思います。ただチャート観察経験のみ必要です。

このあたりのことは「相場観マスターブック」に書きました。


勝つために必要なこと、その3

リスクリワード比率を決めて、ひたすら損切と利益確定を繰り返すこと。

トレードプランができたら、あとはリスクリワード比率を決めてpipsを積み重ねるだけです。
これを何百回何千回と繰り返して、徐々に資金を増やしていくことになります。

ここで資金が増えないというのなら、それは単にチャートの観察経験が足りていないだけです。
経験が蓄積されればそれは解決する問題です。

それができて、3ヶ月間ほど月間成績がトータルでプラスになったら、
ここで初めて口座を開いて、実戦でトレードをするべきです。

このあたりのことは「確率的・裁量トレード入門」に書いたことです。



・・・しかし、しかしです。

勝つ方法がわかったとしても、実戦で勝つことは容易ではありません。

なぜなら、頭で理解していても、
あなたがお金をもうけたいと思っていれば思うほど、
これ(自分で決めた損切と利食いのルールを淡々と繰り返すこと)ができないからです。

二重人格になったかのように、損切を伸ばして損失を増やし、
利食いをすべきときに、欲張って利食わなくなります。

気づいたときは、ナンピンを繰り返したり、
欲望にあおられてハイレバで勝負をしていたり、
放置して値が戻るのを待つようになっているはずです。

いつのまにか、相場と一緒に踊ってしまい、
リスク管理は机上の空論となってしまうのです。

「勝つ方法がわかっているのに、お金が欲しくて間違ったことをしてしまう」

頭ではわかっているのに、永遠になぜか間違ったことを繰り返してしまうという、
自分自身が最後の敵です。

それを克服するにはどうすればいいのかというと・・・



勝つために必要なこと、その4

勝つのはあきらめて、トレードをすること

はい、FXで勝つことは、あきらめてください。

相場は自分の思い通りに動くことはないし、
そんな相場を利用して億万長者になろうなど、馬鹿げた夢です。

自分の思い通りに動かなかったら「あきらめて」損切してください。
FXでお金がもうけられるわけないんです。
だから、さっさと損切をしましょう。

利益が乗ったら、さっさと利食いしましょう。
利大は大事ではあるのですが、
欲張りすぎていると自滅するだけです。
腹八分目にしておいて、それ以上もうけることは「あきらめて」コツコツ利食いします。

勝てないのが当たり前・・・
相場で勝とうなんていうのは、もうやめよう・・・
逆にいったらさっさと損切・・・
利が充分のったらさっさと利食い・・・

・・・
・・・

・・・・・・・!?

そうなんですよね。

なぜか、すべてをあきらめたら自然に勝てるようになってくるのです。

散々チャートを見て、散々努力をして、散々後悔を繰り返したあと、

「相場に何も期待しない」
「FXで勝とうとも思わない」
「別に負けたっていい」

という、あきらめの境地というか、しらけた境地というか
そんな境地に達したとき

欲望は消えうせ、肩の力が抜け、その結果、自然体でトレードができるのです。
そこから先は、トレードに対して欲張ることはなくなってきます。
もう欲張ることがないのだから、損切も利食いもサクサクできます。

ただ、充分な経験を積んでいなければ、意味がありません。

充分経験を積んだ上で、勝ち負けを度外視して、
「もう勝とうと思うのはやめよう」とあきらめてトレードをしてみる。

すると、そこで初めて勝てるようになると思います。

諦めの境地=開き直り=自然体=達観

ということです。

ほとんどの人が3で止まると思いますが、
あとは心の持ちようだけで勝てると思うのです。



ヒント03:アマチュアとプロ


「プロ意識」という言葉がありますが、

アマチュアとプロの精神状態の違いを私なりにまとめてみました。

まずは、どの業界・世界においてもいえるアマチュアとプロの違い
右と左を比べて、自分なりに考えてみてください。

■アマチュアの精神 ■プロの精神
目標がない 明確な目標がある
他人のシナリオが気になる 自分のシナリオを描く
自信がない 自信がある
できない理由を考える できる方法のみ考える
すぐあきらめる あきらめない
集中力がない 集中力がある
情熱がない 情熱がある
優柔不断 ハッキリしている
過去の経験に依存している 常に新しい経験をしたいと思っている
石橋を叩いて渡らない 石橋を叩いて渡る
逆境でくじける 逆境をチャンスに変えられる
現状に甘えている 現状で満足しない
交友関係が限られている 交友関係が広い
目先の欲に弱い 欲よりも計画性を優先できる
保身を考える 人に役立つ喜びを求める
なんでも他人のせいにする 反省して次につなげる
他人に頼りがち 自分で考えて解決する
責任を持たない 責任を持つ
後先を考えずに行動 後先を考えて行動
嫌なことは先延ばしにする 嫌なことはすぐに解決する
なにもできないと思っている なんでもできると思っている



次はトレーダーのアマチュアとプロの違いです。

■アマチュアのトレード ■プロのトレード
衝動的なトレード 計画的なトレード
トレードプランをたてない トレードプランをたてる
欲張る 欲張らない
臆病 結果を恐れない
失敗をひきずる 切りかえが早い
枚数を決めていない 枚数を決めている
チャートをあまりみない チャートをよく見る
水平線・トレンドラインを引かない 水平線・トレンドラインを引く
ストップをおかない ストップをおく
損切ができない 損切ができる
すぐに利食いする 利食いを十分伸ばす
レンジかトレンドかがわからない レンジかトレンドかがわかる
ニュースにつられる ニュースにつられない
指標につられる 指標につられない
油断する 油断しない
希望観測的な行動 最悪を考えた行動
ボラティリティの大きい通貨を好む 安定した動きの通貨を好む
一発逆転を好む コツコツ積み上げることを好む
ハイレバレッジを好む レバレッジは必要以上にあげない
スワップを考える スワップは考えない
儲けの額を皮算用する お金のことは考えていない
発想が硬い 発想が柔軟
失敗したら業者をかえる 自分のトレード力を磨く
成績を取らない、反省しない
相場が大きく動くと高揚する
成績を取って反省する
相場が大きく動いても冷静
自分の考えに固執する 自分の考えに固執しない



・・・こんなところでしょうか。私の私見も入っていますので参考程度に。
ただ、アマチュアとプロは、このように必ず逆の考えをもっていますので、
自分でもこんな表を作って考えてみると、いろいろ発見があると思います。

こういう表を作って机にはって、アマチュア精神に陥らないように日ごろから注意してみると、
きっといい変化があると思います。


ヒント02:参考にするべきトレーダーのタイプ


あなたが「勝ち組」トレーダーを見つけたとき、その話を参考にする前にどのタイプに属した人なのかを見抜く必要があります。そのタイプは大きくわけて3つあります。

1偶然勝利型

「私はFXで1億円稼ぎました!」というトレーダーが、ネットの世界ではよくいます。

最初は「おおっ、すごい」と思うのですが、よくよく話を聞いてみると、大底で全力1000枚ロングして1000pips抜いたとか、大暴落のときに倍倍トレードをしていたら資産が1億超えたとか・・・そんなトレードで億万長者になった人です。

こ のタイプの人に話しを聞いても、参考になることはありません。参考どころか、単に運で勝ったに過ぎないので、そのトレード方法は「レバレッジ400倍で損 切りせずに行く」とか「恐れずにナンピンをガンガン決行」するとか、「絶対損切りしない」とか、たいへん危険なものだったりします。

参加者100万人による、コインの裏表ゲームをしたとします。表が出れば勝ち、裏が出れば負けです。1回目でだいたい50万人が勝ち50万人が負けます。それを10回繰り返すと、勝者は千人程度になります。確率的に0.001%の出来事です。

FX もこれと同じようなものです。参加者も多いし何度もチャレンジできますから、上記の例のように全体の数からしてみたら、億万長者になった人は数千人くらい はいると思います。そして、そうした人はマスコミなどにクローズアップされて「カリスマトレーダー」と呼ばれたりするわけですよね。

しか し、その人にトレード法を聞くというのは、「宝くじに当たった」という人に「どうやれば当たりましたか?」と聞くのと一緒です。その人なりのノウハウ(売 り場を絞って狙うとか、風水とかご先祖様の力etc・・・)はあるでしょうけれど、それが滑稽なものだということはいわずもがなです。

つけくわえておくと、偶然勝利型の人は、1回こっきりの勝負でトレードの世界から足を洗うことができなければ、最後にはジェシー・リバモアのように必ず全財産を失います。


2天才型

天才型は、独自の投資法で利益を上げるタイプです。

偶然型と違ってコンスタントに勝ち、その結果億万長者になった人です。
このタイプこそ「真のカリスマトレーダー」でしょう。

しかし、天才のいうことは、凡人には理解できないことが多いのです。

まず、天才の投資法は直感的で、常人にはよくわかりません。

天才がチャートをみたら「だいたいこのへんでロング、でここで損切り」というようにチャート一瞥でポイントを見抜けます。それを聞いて凡人は「その理由は?」というわけですが、天才は「感覚的にここでしょ」といいます。

凡人からしてみたら、なんだそりゃ?と思うのですが、こう考えてみたら納得するでしょう。

料理の名人が料理をするとき、調味料を秤で計ったりはしませんよね。だいたいこのくらいという目分量でやっています。そしてその味はその人にしか再現ができないものだったりします。このように技術が熟練の域に達すると、それは「勘」になるからです。

イチローからバッティングのやり方を聞いても、素人はマネできません。天才から話を聞くというのは、一見してありがたいことですが、レベルが見合ってないと、何の役にも立たないことが多いのです。

また、投資の天才の話を聞くときに、一番参考にならないのはロット数です。投資の天才は大金を動かしても動じないという、稀有な精神的素質を持った方々です。

会社のお金ではなく、自己資金で100万以上の損切りが瞬時にできるというのは、器が大きい人でないとできません。たとえ、それがリスク管理的に合致した損切の額だとしても、凡人には切れないものなのです。

ト レードで勝てるというなら、億万長者になれるじゃないかと思うかもしれないですが、そんな短絡的なものではないのです。人によって証拠金は関係なく、冷静 なトレードがキープできる金額の範囲=枚数の限界というのはあるのです。この器・才能がない限りトレードで勝てても億万長者にはなれません。

仮に自分も天才のように大金を動かしてみようと、いきなり1000万用意して100枚くらいでトレードをしてみたところで、たぶん精神的に破綻して損切できないですから、それはトレードにはならずに運勝負に成り果てます。自分の器に見合ったロット数でしか、トレードは成り立ちません。

というわけで天才から話を聞くのは、役立ちそうに見えて役に立たないことが多いものです。


3凡人型


堅実なトレード法で、手堅くプラスにしているよくいる専業トレーダーです。

彼らは自分が凡人だということは身にしみてわかっています。過去に天才になろうと派手なトレードを繰り返しては散財するという失敗を繰り返してきたからです。

億万長者になる道はやめて、月間100万くらい稼げたら御の字、それ以上は自分の器ではない、それにそれぐらい稼げば十分だと悟った人です。

そのトレード法は、リスク管理を徹底して1日10pipsを手堅く積み重ねていくというものです。物足りないかもしれないですが、一番現実的なトレードをしている方々です。

さて、あなたがこれからトレードを始めようとしたとき、1~3のタイプで、誰の話が参考になるか考えてみてください。当然手の届きそうな3の凡人専業トレーダーから話を聞くべきです。しかし、巷にある本は、1や2のタイプのトレーダーの話がほとんどです。

本田宗一郎とかイチローとかの本を読んでも、モチベーションのアップにはなるでしょうが、現実的に彼らになれないし、そこを最初から目指すのは飛躍があります。セミナーなどにいく場合も、そのあたりをよく考えて講師を選んでみてください。



ヒント01:「お金はいらない、それが成功の秘訣」


あなたは、FXで勝ちたいと思いますか?

であれば、まず「お金はいらない」と強く意識してください。

そして以下を心の中で復唱して、心底従ってください。


「私は、お金はいらない」

「私は、お金のためにFXをやるのではない」

「私は、ただ、FXの技術を研鑽していくことだけが、目標だ」

「私は、FXがうまくなりたい。なぜならそれが純粋に楽しいからだ」


「私は、お金はいらない」

「だから、私はレバレッジを必要以上に上げることはない」

「私は、お金はいらないから、枚数を大きくかけることはない」


「私は、お金はいらない」

「だから、値動きに惑わされないし、焦ってエントリーはしない」

「私は、お金はいらないから、いつまでもエントリーを待てる」


「私は、お金はいらない」

「だから、ポジションが不利になったら、すぐに損切ができる」

「私は、お金はいらないから、損切を躊躇することはない」


「私は、お金はいらない」

「だから、ポジションが有利になったら、じっくり待つことができる」

「私は、お金はいらないから、焦って利食いすることはない」


「私は、お金はいらない」

「だから、口座残高を見て喜んだり悲しんだりしない」

「私は、お金はいらないから、トレードにストレスはない」


「・・・なぜなのだろう? 
 私は、お金はいらないのに、
 なぜだか不思議とお金が増えていく」

「でも、私はこれから先も、お金はいらない」

「だからいつまでたっても、淡々とトレードができる」

「私は純粋にトレードが大好きなのだ」


もし、まだトレードが勝てないのであれば、毎日これを心の中で復唱して、理解するようにつとめてください。
頭でわかっていても体が拒否反応(レバを上げたり、損切を躊躇したり)を示しているなら、まだあなたはわかっていません。まだあなたはお金が欲しいと思っているのです。

書いたことはめちゃくちゃ単純なことです。しかし、人間は欲深な生き物なので、この境地に至るには、長い訓練がいると思います。何度もお金が欲しくなって、それがトレードの邪魔をことごとくするはずです。石の上にも三年の気持でがんばってください。本当にわかったとき、きっと霧が晴れたように心が軽くなり、トレードの苦しみからも解放されると思います。なにもかもスッキリします。

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